北海道観光で子供も楽しめる旅行プラン15選!家族旅行におすすめのモデルコースを厳選紹介

「北海道観光で子供も楽しめる旅行プランは?」

「北海道旅行の計画するポイントは?ホテル選びでの注意点はある?」

「せっかくの家族旅行、子供が心から楽しめる思い出にしたい」――そんな願いを抱えて北海道旅行を計画していませんか?

広大な自然や魅力的な観光スポットが多い北海道ですが、子供の年齢や天候に合わせて行き先を選ぶのは意外と悩ましいものです。

この記事では、動物園や屋内施設など子供が笑顔になる「北海道観光で子供も楽しめる旅行プラン」や、移動手段・ホテル選びのコツまで、家族みんなが快適に過ごせるスポットをご紹介します。

先にこの記事のポイント3つとお得な宿泊予約サイト

  • 子供の年齢に合った観光地を選ぶことで旅行の満足度が大きく高まる
  • 北海道の広さを考慮し、移動にはレンタカーの利用が便利で効率的
  • 天候や体調の変化に備えた柔軟なスケジュールづくりが重要

「北海道観光で子供も楽しめる旅行プラン」を成功させるには、計画段階での工夫がポイントです。家族それぞれに合った旅程と設備を選ぶことで、より快適で思い出深い旅行が実現します。

北海道観光で子供も楽しめる旅行プラン15選

早速、北海道観光で子供も楽しめる旅行プラン15選を紹介!

小さな子供から小学生くらいまでが夢中になれる北海道観光スポットを幅広く紹介します。

動物とふれあえる体験型施設や、自然の中でのびのびと遊べる公園、家族で一緒に楽しめるテーマパークなど、親子で思い出に残る場所ばかりです。

子供が笑顔になり、大人も安心して過ごせる旅行先を選ぶことで、北海道旅行がもっと楽しくなります。家族みんなが満足できる観光プランの参考にしてください。

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札幌市円山動物園で動物たちとふれあう

札幌中心部から車で気軽にアクセスできる「円山動物園」は、自然に囲まれたロケーションと多彩な動物展示で、子連れの旅行にぴったりのスポットです。園内はベビーカーでも回りやすいコンパクトなつくりで、小さな子どもを連れていても無理なく楽しめます。

なかでも注目したいのが、迫力ある姿を間近で見られる「ホッキョクグマ館」。大きな水槽を泳ぐ様子を下から見上げられる構造になっていて、動物園というより水族館に近い感覚で楽しめます。また、屋内プール付きのゾウ舎では、のびのびと水遊びをするゾウたちを観察でき、普段はなかなか見られない生き生きとした姿に出会えるはずです。

小さな子どもが喜ぶ「こども動物園」も人気です。モルモットやリスザルとのふれあい体験ができ、動物との距離をぐっと縮めてくれます。時間によっては飼育員の方が解説をしてくれることもあり、ただ見て終わりではなく、学びのきっかけにもなります。

園内には軽食を楽しめるカフェや、芝生エリアも整備されていて、天気の良い日はピクニック気分でのんびり過ごすのもおすすめです。動物たちとふれあう穏やかな時間は、子どもたちの心にも家族の思い出としてしっかり刻まれるはず。北海道旅行に、やさしくてあたたかな一日を添えてくれる場所です。

旭山動物園で動物の行動展示を見学する

旭川市にある旭山動物園は、「行動展示」という独自のスタイルで全国的に知られている動物園です。動物の生き生きとした姿を間近に見られる工夫が随所にあり、子どもたちが夢中になるのはもちろん、大人も自然と引き込まれてしまいます。家族で北海道旅行を計画しているなら、訪れて損はない場所です。

とくに人気なのが、ぺんぎん館。円形の水中トンネルをすいすい泳ぐペンギンたちを見上げる構造になっていて、まるで空を飛んでいるような幻想的な風景が広がります。目の前を横切る一羽一羽に、思わず歓声が上がるほどの迫力です。あざらし館では、透明な円柱水槽の中をアザラシが上下に移動する姿を間近で観察できます。そのコミカルな動きに、子どもたちの笑顔も自然とこぼれます。

時間帯によっては、「もぐもぐタイム」というイベントも。飼育員が動物にエサを与えながら、暮らしぶりや特徴を丁寧に解説してくれるので、動物のことを深く知るきっかけにもなります。さらに、モルモットやウサギとふれあえる「こども牧場」もあり、小さな子でも安心して楽しめるエリアが整っています。

園内には軽食を取れるカフェや、のんびり過ごせるベンチもあり、移動に疲れたら一息つくこともできます。動物とのふれあいを通して、自然や命の大切さを実感できる旭山動物園。家族旅行の中で、子どもの心に何かを残したい――そんな想いがあるなら、きっと訪れる価値があります。

白い恋人パークでお菓子作り体験を楽しむ

札幌市内にある「白い恋人パーク」は、お菓子好きの家族にぴったりのスポット。北海道を代表する銘菓「白い恋人」の製造元・石屋製菓が手がける、見て・体験して・味わえるテーマパークです。

館内で特に人気なのが、お菓子作りが体験できる「ドリームキッチン」。なかでも、自分だけのデザインが楽しめる「お絵描きコース」は、子どもにも大好評。チョコペンでハート型のクッキーに自由に絵を描けるので、小さな手でも楽しく取り組めます。一方、時間に余裕があるなら「焼き上げコース」もおすすめ。生地作りから焼き上げ、仕上げまでじっくり体験でき、本格的なスイーツ作りが楽しめます。

エプロンとコック帽の貸し出しもあり、まるでパティシエになった気分に。完成したクッキーはその場で食べても、箱に入れてお土産にしてもOK。週末や連休中は特に混み合うため、体験希望の方は事前予約がおすすめです。

施設内には製造工程が見られるファクトリー見学や、チョコレートの歴史が学べる展示コーナーもあり、遊びながら学べるのも嬉しいポイント。家族みんなで甘くて楽しいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

ノースサファリサッポロで動物と触れ合う

札幌市の郊外にある「ノースサファリサッポロ」は、動物園というより、まるで“ふれあいのテーマパーク”。檻越しに眺めるだけでは終わらない、体験重視のユニークな施設です。ここでは、子どもたちが実際に動物に手を伸ばし、エサをあげ、反応を間近で感じられます。

特に人気なのが、キリンへのエサやり。高く伸びる首の先から、大きな舌がスッと伸びてくる瞬間に、子どもたちは思わず歓声をあげます。カピバラやウサギとのふれあいはもちろん、ライオンなど迫力ある動物を“安全な距離感で”体感できるのも、ノースサファリならではです。

園内にはアスレチック要素を取り入れた「アドベンチャーエリア」もあり、ジップラインやボルダリングといったアクティビティがそろっています。動物と遊んだあとは、自然の中で思いっきり体を動かす――そんな一日がここにはあります。

さらに特別なのが「アニマルグランピング」。動物たちの気配を感じながら泊まるテント宿泊は、非日常のひととき。いつもの家族旅行とはひと味違う思い出を演出してくれます。

アクセスは車なら札幌駅から約45分。公共交通でも真駒内駅からバスとシャトルバスを使えば到着できます。動物と直接ふれあい、子どもの感性を育てるにはぴったりの場所。遊びも学びも詰まった、心に残る体験が待っています。

ファーム富田でラベンダー畑を散策する

北海道・富良野にある「ファーム富田」は、一面に広がるラベンダー畑で全国に名を知られる観光スポットです。訪れる人の目を引くのは、色鮮やかな花々と広大な風景の調和。特に夏のピークには、紫色のじゅうたんが風に揺れ、まるで絵本のような世界が広がります。

中でも「トラディショナルラベンダー畑」は、1970年代に国鉄のカレンダーに登場したことで一躍有名に。斜面に咲くラベンダー越しに見える富良野の田園や十勝岳の稜線は、北海道ならではの壮大な景色として多くの観光客を惹きつけています。

園内にはラベンダーを使ったソフトクリームやオリジナルグッズが並ぶカフェやショップもあり、子どもから大人まで楽しめます。お花を見て、香りを感じて、味わって。五感で楽しむ時間は、家族旅行の良い思い出になるはずです。

ラベンダーの見頃は7月中旬ですが、温室には通年咲く花々もあり、季節を問わず楽しめるのが嬉しいところ。北海道の自然に触れながら、ゆっくりとした時間を過ごせる場所です。家族でのドライブコースに、ぜひ組み込んでみてください。

小樽オルゴール堂で手作り体験を楽しむ

歴史情緒あふれる街・小樽を歩いていると、やわらかな音色がふと耳に届いてきます。向かった先は「小樽オルゴール堂 遊工房」。ここでは、自分だけのオルゴールを手作りできる人気の体験が待っています。

まずはお気に入りの曲を選び、ベースやパーツを自由に組み合わせてデザインを決めます。パーツは動物や季節のモチーフなど多彩で、子どもと一緒に選ぶ時間も楽しいひととき。接着剤で仕上げていく作業は簡単なので、小さな子でも参加しやすいのが魅力です。

作業時間はおよそ30分から1時間ほど。完成したオルゴールはそのまま持ち帰ることができ、旅の記念品としてもぴったりです。料金は選んだ素材によって異なりますが、3,000円前後が目安。もっと深く楽しみたい方には、オルゴールの内部構造を学びながら作るコースや、ステンドグラス体験なども用意されています。

街歩きの途中で、少し立ち止まって“音をつくる”体験を加えてみる。観光の合間に、ものづくりの温もりを感じられる時間は、きっと家族の記憶にも残るはずです。予約優先のため、旅のプランに合わせて事前にチェックしておくと安心です。

函館山ロープウェイで夜景を堪能する

家族で訪れる函館の夜に、ぜひ組み込みたいのが「函館山ロープウェイ」。市街地から気軽にアクセスでき、ほんの数分で、標高334メートルの山頂まで一気に上れます。ゴンドラは大型で揺れも少なく、小さな子ども連れでも安心して乗れるのが嬉しいところ。

ロープウェイを降りると、目の前に広がるのは息をのむような夜景。湾のかたちに沿って灯る街の明かりが、まるで空に浮かぶ星座のようにきらめいて見えます。日中に見た景色とはまったく違う表情を見せてくれる、函館ならではの特別な眺めです。

展望台にはレストランや売店もあり、景色を眺めながら軽食をとったり、思い出に残るお土産を選んだりする時間も楽しめます。天候によって運行に影響が出る場合があるため、出発前に公式サイトで確認しておくと安心です。

静かな夜風に吹かれながら、家族で見上げる函館の夜景。そのひとときは、きっと旅の中でも印象深いワンシーンになるはずです。

シャトレーゼガトーキングダムで遊ぶ

札幌市の北部にある「シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ」は、遊びと癒しが一体になった家族向けのリゾート施設。中でも子どもたちに大人気なのが、通年楽しめる屋内プールです。

小さなお子さんには、水深の浅い幼児用プールが安心。カラフルな遊具やボールが揃っていて、初めてのプール体験にもぴったりです。一方、少し成長した子どもには滑り台付きのキッズプールが大好評。ワクワクする遊び場が広がっていて、思い切りはしゃぐ姿があちこちで見られます。いずれのプールも温水なので、冬でも冷えることなく楽しめます。

さらにアクティブな子には、長さ120mと80mのスライダー「ワイルドリバー」がおすすめ。身長制限はあるものの、スピード感たっぷりの滑走は一度乗ったらやみつきに。夏季限定で登場する屋外スライダー「ビッグリバー」は、家族一緒に滑ることができ、笑顔が絶えません。

プール遊びのあとは、館内の温泉エリアへ。露天風呂やジャグジー、塩サウナまで揃っており、大人もゆったりとくつろげます。赤ちゃん連れでも安心の授乳室やおむつ替えスペースが整っているのもポイントです。

アクティブに遊びたい子どもも、少しゆっくりしたい大人も、どちらの希望も叶えてくれるのがこの施設。家族全員が満足できる一日を過ごせる、札幌のおすすめスポットのひとつです。

北海道開拓の村で歴史を学びながら遊ぶ

札幌市厚別区に広がる「北海道開拓の村」は、明治から昭和初期の北海道の暮らしを再現した野外博物館。園内には50棟以上の歴史的な建物が立ち並び、当時の生活が息づく街並みの中を散策できます。農村、漁村、市街地、山村という4つのエリアに分かれ、歩くだけでも当時の空気を感じられるのが魅力です。

子どもたちに人気なのは、ぶんぶんゴマや竹とんぼなどを自分の手で作れる「伝統遊具づくり」の体験。遊びながら学べるこのプログラムでは、昔の人の知恵や工夫に触れられるのが面白さのひとつです。季節ごとに行われる行事やイベントも多く、訪れるたびに違った楽しさが味わえます。

園内の移動には、夏は馬車鉄道、冬は馬そりが運行されていて、これもまた子どもたちにとってはワクワクする体験。どちらもなかなか味わえない貴重な乗り物なので、ぜひ乗ってみたいところです。

歩き疲れたら「開拓の村食堂」でひと息を。いももちや豚汁など、素朴だけれどほっとする北海道らしい味に癒されます。

歴史にふれながら思い切り遊べる北海道開拓の村は、家族旅行にもぴったり。学びと体験がバランスよく詰まった1日が過ごせます。記憶に残る親子時間になるはずです。

十勝エコロジーパークで自然体験を楽しむ

北海道・音更町にある「十勝エコロジーパーク」は、子ども連れの家族にうれしい自然体験型の公園です。広々とした敷地内には、体を動かす遊具や水遊び、自然観察など、季節を問わず楽しめる要素がそろっています。

園内でまず目を引くのが「ふわふわドーム」。白くて大きなトランポリンのような遊具は子どもたちに大人気で、年齢別に安全なエリアが分かれているのもうれしいポイントです。思いっきり飛び跳ねる姿に、見ているこちらも思わず笑顔に。

夏には「水と霧の遊び場」が登場し、浅い水路とミストで涼を感じながら水遊びが楽しめます。水着があればより一層楽しめるため、持参がおすすめです。

屋内施設の「ビジターセンター」には、木のボールプールや絵本コーナーが揃ったキッズスペース、休憩できるカフェも併設されています。天候に左右されず、安心して遊べるのは子育て世代にとってありがたい環境です。

自然と遊び、学びが心地よくつながる十勝エコロジーパーク。北海道の家族旅行で、少しだけのんびりした時間を過ごしたい方にぴったりの場所です。

オホーツク流氷館で流氷の世界を体感する

北海道・網走市にある「オホーツク流氷館」は、家族旅行でぜひ立ち寄りたい体験型の施設です。ここでは一年を通して、オホーツク海の自然や流氷の魅力をリアルに感じることができます。

注目は「流氷体感テラス」。室内ながら気温はなんとマイナス15度に設定されていて、本物の流氷が展示されています。手渡された濡れタオルをぐるっと振ると、あっという間に凍りつく「しばれ実験」は、子どもたちの好奇心を一気に引きつける体験です。

館内には、クリオネやフウセンウオなど流氷の海で生きる生物たちも展示されていて、ただ見るだけでなく、命の不思議を感じるきっかけにもなります。ガラス越しにじっと見つめる小さな目に、大人も思わず見入ってしまうかもしれません。

館の最上階にある展望台からは、オホーツク海や網走湖、そして遠く知床の山々まで見渡せます。天気の良い日には、家族で並んでその広大な景色を楽しむだけでも、旅の素敵な思い出になります。

天候に関係なく楽しめる屋内施設なので、雨の日や寒さが厳しい日にもぴったり。遊びながら自然を学べる「オホーツク流氷館」は、北海道での子連れ旅行におすすめしたいスポットのひとつです。記憶に残る体験が、きっと待っています。

サンピアザ水族館で海の生き物を観察する

札幌市厚別区にある「サンピアザ水族館」は、街のなかにありながら、豊かな海の世界に出会える場所です。JR新札幌駅や地下鉄の新さっぽろ駅から歩いて数分とアクセスも抜群。ショッピングモールに隣接しているので、旅行の合間にふらりと立ち寄れる気軽さも魅力です。

館内には200種以上、1万点を超える生き物たちが暮らしています。温かい海の魚はもちろん、北海道らしい冷たい海に棲む生物たちも勢ぞろい。中でも、小さな体で水中をふわふわと漂うクリオネは、子どもだけでなく大人の心もつかみます。

ヒトデやカニに触れられる「タッチングプール」や、電気ウナギの発電が見られる体験型の展示もあり、ただ見るだけではない“参加できる楽しさ”もたっぷり。子どもたちの五感を自然に刺激してくれます。

また、ペンギンやカワウソ、アザラシたちの「もぐもぐタイム」は、動物たちの愛らしい表情を間近で見られるチャンス。お腹をすかせた様子や、飼育員さんとのやりとりも微笑ましく、写真や動画に残したくなる瞬間がたくさんあります。

すべて屋内施設なので、天気に左右されずゆっくりと過ごせるのも嬉しいポイント。小さな子を連れての旅行でも安心です。サンピアザ水族館は、札幌滞在中に「ちょっと立ち寄ってよかった」と思える、やさしい時間が流れる場所です。

さっぽろ羊ヶ丘展望台で広大な景色を眺める

札幌市内から少し足をのばすと、心がふっとほどけるような風景が広がる「さっぽろ羊ヶ丘展望台」。都会の喧騒を抜けてわずか30分、そこにはゆったりと草を食む羊たちと、北海道らしい広々とした草原が迎えてくれます。

展望台からは、札幌の街並みはもちろん、天気の良い日には石狩平野のその先まで見渡すことができます。どこまでも続く青空と、穏やかにうねる大地。その景色を家族みんなで眺めているだけで、日常の疲れもどこかへ消えてしまいそうです。

敷地内でひときわ目を引くのが、あの「少年よ、大志を抱け」の言葉で知られるクラーク博士の銅像。訪れる人の多くが、博士の指差す方向を真似して記念撮影をしています。そんな光景もまた、旅のひとコマとして心に残るはずです。

季節ごとのイベントも魅力のひとつ。春には羊の毛刈り体験、夏にはラベンダーの香りに包まれる摘み取り体験、冬は雪遊びができるスノーパークなど、子どもたちが思い切り体を動かせる体験が用意されています。

展望台には「羊ヶ丘レストハウス」もあり、北海道名物ジンギスカンを味わいながら、旅のひとときをゆっくり楽しむこともできます。アクセスは地下鉄福住駅からバスで10分ほどと便利で、車がなくても訪れやすいのが嬉しいところ。

自然に包まれた開放的な風景と、親しみやすいアクティビティが揃うこの場所は、家族旅行の思い出づくりにぴったりの一日を演出してくれるはずです。

登別マリンパークニクスで海の生き物と出会う

登別温泉で有名な北海道・登別市にある「登別マリンパークニクス」は、おとぎ話に出てくるお城のような外観が特徴の水族館です。外から見てもワクワクする建物ですが、中に入るとさらに楽しい体験が待っています。

館内には、色とりどりの魚やクラゲ、水中トンネルなど、子どもが夢中になる展示がたくさん。なかでも人気なのが、ペンギンたちのパレード。ヨチヨチ歩く姿に、思わずシャッターを切りたくなるはずです。タッチプールでは、ヒトデやウニなど海の生き物に実際に触れることができ、五感を使った学びの場としてもおすすめです。

ショーエリアでは、イルカやアシカがジャンプを決めたり、かわいらしいパフォーマンスを披露したりと、見ごたえもたっぷり。展示だけでなく、動きのあるライブ感もこの施設の魅力です。

駅からのアクセスもよく、JR登別駅から徒歩5分程度と便利。屋内施設なので天気に左右されないのも嬉しいポイントです。北海道での子連れ旅行の思い出に、登別マリンパークニクスで海の仲間たちと出会う時間を加えてみてはいかがでしょうか。

札幌市青少年科学館で科学の不思議を体験する

子どもと一緒に「どうして?」が広がる体験をしたいなら、札幌市東区にある札幌市青少年科学館がおすすめです。館内には、身の回りの現象をテーマにした体験型の展示が充実していて、磁石の力や電気の仕組み、水の流れなどを実際に手を動かしながら学べます。

特に人気なのがプラネタリウム。ゆったりとした空間で満天の星に包まれながら、宇宙への興味が自然と湧いてくる演出が魅力です。静かに星を眺める時間は、小さな子どもにとっても印象深い思い出になるはず。

天候に左右されない屋内施設なので、雨の日や冬の寒さを避けたい日にもぴったり。展示は小学生くらいの子どもでも直感的に楽しめる工夫がされており、大人もついつい夢中になってしまいます。旅の合間に、家族みんなで“ちょっと賢くなれる”時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

【季節別】北海道観光で子供も楽しめる旅行プラン

ここからは、季節別での北海道観光で子供も楽しめる旅行プランを紹介!

北海道の魅力は、四季折々の風景とアクティビティが豊富にそろっているところです。

子供と一緒の旅行でも、季節に合った観光地を選べば、より満足度の高い時間が過ごせます。

北海道観光で子供も楽しめる旅行プランでは、春・夏・秋・冬それぞれにおすすめのスポットや楽しみ方を紹介します。

(上をクリックすると、知りたい季節別の旅行プランから確認できます)

北海道で季節ごとの過ごし方の違いを知れば、旅の計画も立てやすくなります。

春に旅行する場合

北海道の春は、雪解けとともに自然が目を覚まし始める美しい季節です。まだ肌寒さが残るものの、日差しは柔らかく、子どもとのお出かけにもぴったりなタイミングです。冬の間は屋内で過ごす時間が長くなりがちだったぶん、春には外遊びの楽しさをたっぷり味わえるスポットが各地に広がっています。

たとえば、旭川の旭山動物園は春に訪れるのに最適な場所です。動物たちも活発に動き回る時期で、観察するだけでもワクワクする時間が過ごせます。特に、カバが水中で泳ぐ姿や、ペンギンの姿に夢中になる子どもも多いです。展示の工夫がされているので、大人にとっても新鮮な発見があります。

札幌方面に足を延ばすなら、「白い恋人パーク」もおすすめです。館内ではお菓子づくりの体験ができるほか、カフェやショップも充実しています。子どもと一緒にクッキーに絵を描く時間は、家族の記念に残る体験になるはずです。

さらに、富良野の「ファーム富田」では、春の草花が少しずつ顔を出し始めます。まだラベンダーのシーズンではありませんが、チューリップやスイセンなど色とりどりの花が見られ、散策にちょうど良い場所です。子どもと手をつないで歩くだけでも、春の息吹を感じる穏やかな時間になります。

春の北海道は、観光地も比較的混み合っておらず、ゆったりと過ごせるのも魅力のひとつです。気温に合わせた服装を準備すれば、道内各地の観光スポットで快適に過ごせます。家族での旅行にぴったりの、心ほどける旅がきっと待っています。

夏に旅行する場合

北海道の夏は、全国的に見ても過ごしやすく、家族旅行には理想的な季節です。湿気が少なくカラッとした気候なので、小さな子ども連れでも比較的快適に観光を楽しめます。夏休みの思い出作りにもぴったりの時期です。

まず訪れたいのは、富良野にある「ファーム富田」。7月中旬からはラベンダーが見頃を迎え、一面に広がる紫の花畑は、まるで絵本の世界に迷い込んだような美しさ。お花畑の中を散策したり、ラベンダーのソフトクリームを味わったりと、親子で楽しめるポイントが満載です。

アクティブに遊びたいなら、虻田郡にある「ルスツリゾート」もおすすめ。道内最大級の遊園地では、幼児向けのメリーゴーランドからスリル満点のジェットコースターまで、多彩なアトラクションがそろっています。夏季限定の花火イベントや体験プログラムも充実しており、思い出作りにぴったりです。

大自然を満喫したい家族には、知床でのネイチャークルーズも魅力的です。船から野生動物を観察する体験は、子どもにとっても貴重な学びの場になります。運がよければ、海に泳ぐアザラシやイルカの姿を見ることもできます。

夏の北海道には、子どもが思いっきり遊べて、大人も癒されるスポットがたくさんあります。気候のよさと豊かな自然を生かして、家族みんなが笑顔になれる旅を計画してみてはいかがでしょうか。

秋に旅行する場合

北海道の秋は、空気が澄み渡り、どこを切り取っても絵になる風景が広がります。そんな季節に、家族でのびのび過ごせる旅行先を探しているなら、美瑛町の「青い池」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。鏡のような水面に紅葉が映り込むその景色は、まるで絵本の中に迷い込んだかのよう。子どもたちも不思議そうにじっと見つめてしまうかもしれません。

秋の北海道では、自然とふれあいながら学べるスポットも充実しています。たとえば、「くるるの杜」や「サッポロさとらんど」では、季節の野菜収穫や簡単な料理体験を親子で楽しめます。五感を使って学ぶ体験は、家族の会話も弾ませてくれるはずです。

動物に興味があるお子さんなら、旭山動物園の行動展示もおすすめ。普段なかなか見られない動物の動きや暮らし方に、夢中になることでしょう。札幌近郊なら、円山動物園も見逃せません。園内は回りやすく、ベビーカー連れのご家庭にも安心です。

最後に、のんびり散策できる紅葉スポットとして、「モエレ沼公園」や「中島公園」も人気があります。日が傾く頃、赤や黄色に染まった木々の間を歩きながら、子どもと手をつないで語らう時間は、きっと旅のなかでも心に残るひとときになるでしょう。

冬に旅行する場合

北海道の冬は、子どもにとって夢のような体験が待っている季節です。ふわふわの雪に囲まれた景色の中で過ごすひとときは、都市部ではなかなか味わえない貴重な思い出になります。

まずおすすめなのが、2月に開催される「さっぽろ雪まつり」。会場のひとつ「つどーむ会場」では、巨大な雪のすべり台やスノーラフトなど、子どもが全身で楽しめる雪遊びが充実しています。親子でそりに乗ったり、雪の中を歩いたりするだけでもワクワク感が高まります。

さらに、冬の旭山動物園も見逃せません。なかでも人気なのが、雪道をよちよち歩く「ペンギンの散歩」。真っ白な景色に映えるペンギンたちの姿に、子どもたちは目を輝かせて見入ります。

他にも、層雲峡の氷瀑まつりや、流氷を間近に見られる網走の観光砕氷船ガリンコ号Ⅱなど、北海道ならではの体験が盛りだくさんです。

防寒対策はしっかりと準備を。とくに小さな子には防水性のある手袋やスノーブーツ、耳当てなどが必須です。寒さに配慮しつつ、体調を優先したスケジュールで、冬の北海道を思いきり楽しんでください。

【滞在日数別】子供も楽しめる北海道旅行モデルコース

ここからは、滞在日数別での子供も楽しめる北海道旅行モデルコースを紹介!

家族で北海道旅行を計画するとき、滞在日数に応じたスケジュールを立てることがとても大切です。

限られた時間の中でも、子供が飽きずに楽しめる観光スポットや体験をバランスよく組み込むことで、思い出深い旅になります。

子供も楽しめる北海道旅行モデルコースでは、2泊3日から5泊6日までの日程ごとにおすすめのプランを紹介しています。

(上をクリックすると、知りたい滞在日数別の旅行プランから確認できます)

家族の希望に合わせた旅行のヒントを見つけてください。

2泊3日で旅行する場合

子連れで楽しめる北海道旅行を2泊3日で計画するなら、移動距離を抑えつつ、動物とのふれあいや自然に触れられる体験を中心に組み立てると、子供も飽きずに過ごせます。空港からのアクセスや食事の楽しみも加味しながら、家族みんなが満足できる旅程を紹介します。

<1日目:新千歳空港から札幌へ、自然とふれあう一日>
到着後はレンタカーを借りて、まず「ノーザンホースパーク」へ。小さな子でも安心して馬とふれあえ、広々とした自然の中でのびのび過ごせます。続いて「サッポロさとらんど」では、ヤギや羊とのふれあい体験や、季節の野菜収穫体験も。夕方には「さっぽろ羊ヶ丘展望台」へ立ち寄り、雄大な景色を眺めながら北海道らしさを感じてください。宿泊は札幌市内がおすすめ。ススキノ周辺なら家族向けの飲食店も多く便利です。

<2日目:札幌から旭川方面へ、自然と遊びを満喫>
朝食後、旭川方面へ移動し「北海道こどもの国」へ。敷地が広く、遊具や自然観察エリアも充実しているので、子供は一日中楽しめます。時間に余裕があれば、途中「北竜町」のひまわり畑にも立ち寄ってみてください。夏の見頃には、広大な黄色の景色に子供も大喜びです。宿泊は旭川市内のホテルで、夜は地元グルメを楽しむのも旅行の醍醐味です。

<3日目:人気の動物園と絶景ドライブ>
最終日は「旭山動物園」からスタート。動物たちの自然な動きを間近で見られる行動展示が人気で、小さな子供でも夢中になります。その後は、美瑛エリアの「白金 青い池」や「四季彩の丘」へ足を延ばしてみてください。色彩豊かな景色の中を家族で散歩すれば、旅の思い出がさらに深まります。夕方には新千歳空港または旭川空港から帰路へ。

このモデルコースは、子供が安心して遊べる場所を中心に構成しながらも、大人も楽しめる観光地を織り交ぜているのがポイントです。無理のない移動と充実の内容で、短い日程でも北海道の魅力をしっかり味わえます。

3泊4日で旅行する場合

家族で行く北海道旅行を3泊4日で計画するなら、子どもが飽きずに楽しめて、大人もリフレッシュできるバランスのいいコースがおすすめです。動物とのふれあい、自然体験、ご当地グルメを組み合わせれば、移動の負担も少なく充実した日程が実現できます。

<1日目:新千歳空港から札幌へ。観光とグルメで旅のスタート>
空港に到着後、レンタカーを借りてまず向かいたいのが「白い恋人パーク」。可愛らしいチョコレートの世界に子どもも大人もわくわく。お菓子作り体験やフォトスポットも豊富で、旅の序盤にぴったりの場所です。午後は「羊ヶ丘展望台」へ足を運び、広がる草原の風景やクラーク像との記念撮影を楽しみましょう。夕方には札幌市内のホテルへチェックインし、夕食にはジンギスカンや海鮮丼など北海道の味覚を満喫します。

<2日目:旭川へ移動し、動物とのふれあいを満喫>
2日目は朝から旭川方面へドライブ。「旭山動物園」では、ただ見るだけでなく、動物たちのリアルな暮らしぶりを間近で体感できる展示が魅力です。子どもたちも夢中になって見学できます。お昼には、地元名物の旭川ラーメンでほっとひと息。その後は美瑛に立ち寄って、「四季彩の丘」で広大な花畑を散策。季節ごとの風景が美しく、写真映えも抜群です。この日は美瑛または富良野エリアの宿で、自然の中に泊まる贅沢を味わいましょう。

<3日目:富良野で花とグルメを楽しむ一日>
3日目は富良野をじっくり堪能する日。まずは「ファーム富田」へ向かい、一面に広がるラベンダーや季節の花を楽しみます。ゆったりとした時間の中で、子どももリラックスして過ごせます。昼食には「富良野チーズ工房」で焼きたてのピザやチーズ料理を味わうのもおすすめ。午後は「ふらのジャム園」でジャム作りを体験。作ったジャムはそのままお土産にもなり、旅の思い出が形に残ります。夜は引き続き富良野に宿泊し、のんびり過ごしましょう。

<4日目:旅の締めくくりにもうひと遊び>
最終日は富良野から新千歳空港へ戻る途中に「ノーザンホースパーク」へ立ち寄ってみてください。馬とのふれあいや小動物との交流は、最後まで子どもを笑顔にしてくれるはずです。自然の中で体を動かせるアクティビティも充実しているので、帰りの車内も心地よく過ごせるでしょう。空港に着いたらお土産を選びながら、楽しかった思い出を家族で振り返ってください。

この3泊4日のモデルコースは、子どもの興味や体力に合わせながら、大人も楽しめるスポットを丁寧に組み込んでいます。観光だけでなく体験や食事を通して、北海道の魅力を丸ごと味わえる、家族旅行にぴったりのプランです。

4泊5日で旅行する場合

北海道を家族でじっくり巡るなら、4泊5日がおすすめです。子どもたちがワクワクするような体験はもちろん、大人も癒される景色やグルメを織り交ぜた旅にすることで、誰にとっても忘れられない時間になるはず。各エリアの特色を活かしながら、移動にも無理のない、バランスの取れたモデルプランをご紹介します。

<1日目:新千歳空港から札幌へ。旅の始まりは笑顔になるスポットへ>
空港に到着したら、レンタカーを借りて札幌市内へ。最初の立ち寄り先には「白い恋人パーク」がおすすめです。チョコレートの世界を楽しんだり、実際にお菓子作りを体験できるので、子どもも大人も夢中になれます。そのあとは「円山動物園」へ。ほどよい広さで歩きやすく、小さな子連れでも無理なく回れます。夕食は札幌の人気店「トリトン」で、新鮮な回転寿司を堪能。市内のホテルでゆっくり休みましょう。

<2日目:富良野・美瑛エリアで、北海道らしい風景にふれる>
2日目は早めに札幌を出発し、富良野へ。「ファーム富田」では、広大な敷地に咲く季節の花々が見どころ。特にラベンダーの季節なら、絵のような風景に感動するはずです。昼過ぎには美瑛へ移動し、「青い池」や「四季彩の丘」で色彩豊かな景観を楽しみましょう。自然の美しさに包まれながら、親子でのんびりとした時間を過ごせます。夕方には旭川へ向かい、ホテルにチェックイン。家族みんなでゆっくり休める時間を大切に。

<3日目:旭山動物園で、動物たちの“本来の姿”に出会う>
旅のハイライトのひとつ、「旭山動物園」へ。動物たちが自然に近い形で暮らす姿が見られる行動展示は、他ではなかなか味わえない魅力があります。見て、感じて、学べる時間に、子どもたちの目もキラキラ輝きます。昼食は旭川ラーメンの名店で地元の味を楽しんで。その後、富良野方面へ戻り、「ニングルテラス」で手作り雑貨をのぞいたり、森のカフェでひと息ついたりと、午後はゆったり過ごしましょう。宿泊は再び富良野周辺が便利です。

<4日目:小樽の街で、ものづくりとレトロな風景を楽しむ>
この日は朝から小樽へ移動。情緒あふれる運河沿いを散策し、「小樽オルゴール堂」での手作り体験もおすすめです。自分だけのオルゴールは、旅の思い出としてきっと特別な一品に。お昼は「政寿司」で少し贅沢に。新鮮なネタに舌鼓を打ったあとは、ガラス工芸体験やスイーツ巡りを楽しんで。夕方には札幌に戻り、最後の夜をゆったり過ごしましょう。

<5日目:札幌で締めくくりのひとときを>
最終日は、空港に向かう前に札幌市内をもう少し楽しみます。「さっぽろ羊ヶ丘展望台」で広大な景色を眺め、記念撮影も忘れずに。そのあとは「サンピアザ水族館」へ立ち寄り、海の生き物たちに癒される時間を。ランチを済ませたら、新千歳空港へ。お土産選びを楽しみながら、旅の話に花を咲かせてください。

この4泊5日のモデルコースは、北海道の自然、動物、文化を無理なく体験できるよう設計されています。小さな子どもを連れての旅行でも安心して楽しめる内容なので、家族みんなが笑顔になれる旅をぜひ実現させてください。

5泊6日で旅行する場合

せっかくの北海道旅行。時間に余裕があるなら、5泊6日でじっくりと巡るプランを組んでみませんか?子どもたちが笑顔になるような体験を散りばめつつ、親もゆっくりできる時間をしっかり確保。そんな家族旅行にぴったりの、バランスの取れたモデルコースをご紹介します。

<1日目:北海道に到着。札幌で“はじめまして”の一日を>
新千歳空港に降り立ったら、まずはレンタカーで札幌市内へ。旅の幕開けにおすすめなのが「円山動物園」。大人も楽しめる展示が揃い、初日から家族みんなの気分が上がるはずです。その後は「白い恋人パーク」で甘いひとときを。工場見学やお菓子作り体験で、子どもも夢中になること間違いなし。夕食には地元の味覚を味わい、札幌市内で宿泊します。

<2日目:小樽でレトロに過ごし、富良野で自然に包まれる>
朝は小樽へ足をのばして、運河沿いを散策。石造りの倉庫街やガラス細工の店が並ぶ街並みは、大人にも人気です。「小樽オルゴール堂」では、世界に一つだけのオルゴール作りに挑戦するのもおすすめ。そのまま富良野方面へ移動し、ラベンダーや季節の花が咲き誇る「ファーム富田」でのんびりと。夜は富良野の宿で、静かな夜を迎えましょう。

<3日目:美瑛の絶景と旭山動物園の迫力に触れる日>
この日は美瑛と旭川方面を巡ります。「青い池」や「四季彩の丘」の景色は、写真よりもずっと心に残る風景です。午後は「旭山動物園」へ。動物たちの生き生きとした動きに、子どもたちの目もキラキラに。夕方は層雲峡へ移動し、温泉に浸かってゆったりと旅の疲れを癒しましょう。

<4日目:知床の大自然を満喫する一日>
早起きして、世界自然遺産・知床へ。「知床五湖」や「フレペの滝」では、手つかずの自然が迎えてくれます。天候が良ければ、知床クルーズに参加して海からの絶景を楽しむのもおすすめ。運がよければ野生動物に出会えることも。夜は知床の宿で、新鮮な海の幸に舌鼓を打ちながら、旅のハイライトを振り返りましょう。

<5日目:釧路湿原とアイヌ文化にふれる、深みある一日>
この日は釧路方面へ。広がる湿原を眺めながら、家族で自然観察を楽しんでください。午後は阿寒湖エリアに移動し、アイヌコタンで文化体験を。伝統舞踊や民芸品に触れることで、子どもたちにも新しい視点が芽生えるかもしれません。宿泊は阿寒湖温泉で、静かな湖畔の夜を。

<6日目:旅の終わりに、ゆったりと帰路へ>
最終日は、釧路空港から帰路につきます。出発前に地元のお土産を選んだり、空港のレストランで最後の一食を楽しんだり。少し名残惜しい気持ちと、たくさんの思い出を胸に、北海道を後にしましょう。

この5泊6日のモデルコースは、子どもにとっては刺激的で、大人には癒しの時間もある、そんなバランスを意識して組み立てました。長めの旅でも無理なく動けるよう、移動と休息のリズムにも配慮しています。北海道の広さと奥深さを感じながら、家族の絆が深まるような旅をぜひ楽しんでください。

北海道で子連れ家族旅行を楽しむための6つのポイント

北海道で子供と一緒に快適な旅を楽しむには、事前の工夫が鍵を握ります。

広大な土地に多彩な観光地が点在しているため、無理のない移動や施設選びが大切です。

そこで!北海道で子連れ家族旅行を楽しむための6つのポイントを解説します。

子供の年齢や体力をふまえた観光地の選び方、移動や宿泊のコツなど、家族みんなが安心して旅を楽しめる実践的なヒントをご紹介します。

子供の年齢に合わせた観光地を選ぶ

家族で北海道を訪れるとき、旅の満足度を左右するのが「子供の年齢に合ったスポット選び」です。というのも、年齢によって楽しめる内容がまったく違うからです。小さな子供には、安心して遊べる場所や、見るだけでワクワクするような施設が最適ですし、小学生以上になると、体験型の施設やちょっとした冒険心をくすぐるような場所がぴったりです。

たとえば、まだ幼いお子さんには、「ノースサファリサッポロ」のように動物とふれあえる場所が人気です。安全に工夫されていて、動物と間近で触れ合えるため、小さな子でも目を輝かせて楽しんでくれます。また、プールや遊具が充実している「シャトレーゼガトーキングダム」も、移動せずに一日中遊べるとあって、親御さんにも好評です。

一方で、好奇心が育ってきた小学生世代には、「北海道開拓の村」での昔の暮らし体験や、「札幌市青少年科学館」での実験型展示など、学びのある観光地がよく選ばれています。「オホーツク流氷館」では、本物の流氷を間近で見られる体験に、子供たちは大興奮するはずです。

せっかくの旅行ですから、無理のないプランで「子供が主役」の時間を作ってあげたいですね。事前に各スポットの対象年齢や所要時間も調べておくと、現地での過ごし方もスムーズです。

移動手段はレンタカーが便利

子連れで北海道を旅行するなら、移動はレンタカーを使うと驚くほどスムーズです。観光スポットが広範囲に点在しているため、電車やバスだけでは予定通りに進まないことも少なくありません。特に幼い子どもと一緒の場合、乗り継ぎのたびに荷物を持って移動するのは大変です。

その点、レンタカーなら目的地へ直行でき、車内で子どもが寝てしまっても気にせず移動できます。移動中の休憩も自由にとれるため、子どもの体調や気分に合わせた柔軟な旅が可能です。富良野のラベンダー畑、旭山動物園、美瑛の青い池など、人気スポットを効率よく巡れるのも魅力です。

ただし、冬の雪道は運転に慣れていないと危険なため、無理は禁物。雪道が不安な方は、主要駅からアクセスできる観光地を選んだり、ガイド付きのバスツアーを利用するのも一つの方法です。

家族みんなが快適に旅を楽しむためにも、移動の選択肢としてレンタカーを前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

季節に応じた服装と持ち物を準備する

北海道への家族旅行を快適に楽しむには、何よりも季節ごとの服装選びが大切です。

たとえば春。桜が咲くころでも朝晩は冷え込むため、子どもには薄手のダウンやパーカーを用意しておくと安心です。逆に昼間は日差しが暖かい日もあるので、重ね着で調整できるようにしておくと体温管理がしやすくなります。

夏は過ごしやすい印象があるかもしれませんが、意外と日差しが強くて暑く感じることもあります。帽子や日焼け止めはもちろん、冷たい飲み物やタオルも忘れずに。標高の高い場所や海辺では急に冷えることもあるので、風よけの薄手ジャケットがあると重宝します。

秋は紅葉が見頃で観光にぴったりの季節ですが、朝晩はかなり冷え込むため、子どもにはセーターや暖かいアウターを。私の体験では、十勝に出かけたとき、思ったより寒くて手袋が必要だったこともありました。

そして冬。言わずもがな、防寒対策は万全に。スキーウェアや防水ブーツ、手袋に帽子、ネックウォーマーも必須です。雪道では滑りにくい靴を選ぶだけで親も子どもも安心して歩けます。持ち物ひとつで旅の快適さが変わるので、しっかり準備しておくと心から北海道を楽しめますよ。

休憩時間を多めに取るスケジュールを組む

北海道旅行を子どもと楽しむなら、ゆったりとした旅程を意識することが欠かせません。特に長距離の移動や初めての場所は、子どもにとって思った以上に疲れやすいものです。

たとえば午前中に1~2か所だけ観光を予定し、午後はホテルでのんびり過ごす時間を作る。あるいは、移動の合間に立ち寄れる道の駅や公園を活用して、外で軽く遊ぶ時間を取ってあげるだけでも、子どもの気分転換になります。

張り切って詰め込んだ旅行は、思い出よりも疲労が残ることも少なくありません。だからこそ、あえて「予定のない時間」を確保する勇気が、家族みんなが笑顔で旅を終える秘訣です。

雨の日でも楽しめる屋内施設を調べておく

北海道の旅は天気次第でプランが左右されがちです。特に子どもと一緒の旅行では、雨の日の過ごし方まで事前に考えておくと、慌てずに済みます。

たとえば、札幌市内には「ファンタジーキッズリゾート」や「サンピアザ水族館」など、屋内でゆったり遊べる施設が点在しています。どちらも子どもたちが夢中になって遊べるスポットで、雨の日こそ活躍してくれる存在です。

天候に関係なく楽しめる場所を把握しておけば、家族で楽しむ北海道旅行のスケジュールにも余裕が生まれます。

北海道は広く、地域によって天気も変わりやすいため、「晴れたらここ、雨ならあそこ」といった具合に、いくつか候補を持っておくのが賢い準備。空模様を眺めながら、予定を柔軟に組み立てていけるようにしておくと、家族みんなが笑顔で過ごせる旅になります。

子供の体調管理に注意し無理のない計画を

子連れで北海道を旅するなら、スケジュールは「余白」がカギになります。広い土地を移動するだけでも、思った以上に時間がかかります。大人が感じる“せっかく来たんだから”という気持ちもわかりますが、予定を詰め込みすぎると、体力的にきついのは子供のほうです。

たとえば、1日に3~4カ所の観光地を巡るよりも、2カ所ほどに絞って、ゆっくり過ごす時間を確保してみてください。公園でひと休みしたり、カフェでソフトクリームを食べたり。そういった何気ない時間のほうが、子供にとっては記憶に残ったりします。

また、気温の変化にも注意が必要です。北海道の天候は不安定で、朝と夜では気温が10度近く違う日も少なくありません。脱ぎ着しやすい服装を選び、水分補給や休憩のタイミングも意識してみましょう。

無理をせず、子供のペースを尊重する。そうすることで、家族全員が心から楽しめる旅行になります。

北海道で子連れ家族旅行を計画する際のホテル選びの注意点

北海道旅行を家族全員で楽しむには、宿泊先の選定が非常に重要です。

特に小さなお子様がいるご家庭では、子供への配慮が行き届いたホテルを選ぶことで、滞在の快適さが大きく変わります。

そこで!北海道で子連れ家族旅行を計画する際のホテル選びの注意点を解説していきます!

次に挙げるポイントをおさえることで、現地での思わぬトラブルやストレスを避けられます。

宿泊者の口コミで子連れ対応の評価を確認する

家族旅行で宿泊先を選ぶとき、公式サイトの説明だけでは見えない部分が気になるものです。そんなとき頼りになるのが、実際に宿泊した人のリアルな口コミです。とくに子連れで利用した人の声には、ホテルの本当の対応力が表れます。

「チェックイン時に子ども用のパジャマを用意してくれた」「スタッフが名前を呼んでくれて、子どもが嬉しそうだった」といった体験談は、安心材料になります。例えば、富良野の「ナトゥールヴァルト富良野」や、札幌の「ホテルマイステイズプレミア札幌パーク」などは、口コミでも家族連れからの評価が高いホテルです。

宿泊前にこうしたレビューをチェックしておくことで、「思っていたより子ども向けじゃなかった」という後悔を防ぐことができます。限られた滞在時間だからこそ、心地よく過ごせる宿を選びたいですね。

ホテル周辺に子供向け施設があるか調べる

北海道旅行を家族で楽しむなら、ホテル選びでは「施設そのものの快適さ」だけでなく、「近くに子供が遊べる場所があるかどうか」も大切な視点になります。移動のたびに長距離を移動すると、子どもはもちろん、大人も疲れてしまいますよね。

たとえば、札幌市内の宿なら徒歩圏内に公園や科学館、動物園などがあり、ちょっとした空き時間にも気軽に立ち寄れます。こうした施設が周辺にあると、旅のスケジュールにも柔軟性が出て、親子ともにストレスが少なく済むのが魅力です。

予約の際は、ホテルの設備だけでなく、周辺に子どもが喜びそうな北海道の観光スポットがあるかどうかも忘れずにチェックしておきましょう。

子供用アメニティや備品の充実度を確認する

家族旅行でホテルを選ぶとき、大人の快適さだけでなく「子供が安心して過ごせるかどうか」はとても大切なポイントです。特に小さな子供と一緒の場合、子供用のアメニティや備品が整っていると、親の負担がぐっと減ります。

たとえば、子供サイズのパジャマやスリッパ、かわいいデザインの歯ブラシ、補助便座やベビーベッドなど、あると助かる備品は意外とたくさんあります。北海道の人気観光地にあるホテルの中には、そうしたアイテムを豊富にそろえた“子連れウェルカム”の宿も増えてきました。

公式サイトに掲載されていない情報もあるため、予約前に「子供用備品の内容」や「対象年齢」などを直接問い合わせてみるのがおすすめです。細かな気配りが行き届いたホテルは、滞在中の小さなストレスも減らしてくれるはずです。旅を思い切り楽しむために、ぜひ確認しておきましょう。

離乳食やアレルギー対応の食事があるか調べる

子連れ旅行でいちばん気になるのが、宿泊先での食事ではないでしょうか。特に離乳食が必要な赤ちゃんや、アレルギーを持つお子さんがいると、「何を食べさせられるか」は旅の安心感に直結します。

最近は、ファミリー層の宿泊を意識したホテルも増えてきていて、離乳食の提供やアレルゲン表示をしっかり行っている施設も少なくありません。ただ、そうした情報は公式サイトだけではわかりにくいこともあるため、宿泊前に電話やメールで直接確認することをおすすめします。対応内容は宿によってまちまちなので、念のための持ち込みも検討しておくと安心です。

せっかくの北海道旅行。お子さんにも親御さんにも心地よく過ごしてもらうために、食事の準備はほんの少し丁寧にしておくと、旅がぐっと楽になりますよ。

ベビーベッドやキッズスペースの有無を確認する

赤ちゃんや小さな子どもと一緒に泊まる宿を選ぶとき、ベビーベッドの有無は見逃せないポイントです。添い寝では寝返りのたびに気を使いますが、ベビーベッドがあれば親も子も安心して休めます。日常と違う環境でも、少しでもリラックスできる空間があると、旅の疲れも和らぎます。

もうひとつ注目したいのが、キッズスペースのあるホテルかどうかという点。到着後のちょっとした待ち時間や、天気が悪くて外で遊べないときに、子どもが思いきり体を動かせる場所があると本当に助かります。ぬくもりのある木製のおもちゃが並ぶプレイルームや、絵本が揃った読書コーナーなど、施設によって特色があるのも魅力です。

ホームページに詳細が載っていないことも多いので、気になる場合は電話などで事前に確認しておくと安心です。ほんの少しの準備で、家族全員がぐっと心地よく過ごせる旅行になります。

【Q&A】子供も楽しめる北海道旅行に関するよくある質問

最後に子供も楽しめる北海道旅行に関するよくある質問をまとめました。

実際によく尋ねられる疑問を取り上げ、分かりやすく解説しています。

旅行先の選び方や予算、子どもが喜ぶ体験スポットなど、計画づくりの参考にしてみてください。

北海道で子連れで絶対行くべき場所は?

子連れの北海道旅行で外せないのが「旭山動物園」と「白い恋人パーク」です。

旭川にある動物園では、動物本来の行動を間近で観察でき、子どもたちは大興奮。特に人気の「もぐもぐタイム」は必見です。一方、札幌の「白い恋人パーク」では、お菓子作り体験やフォトスポットが充実しており、天気が悪い日でも安心して遊べます。季節の彩りが楽しめる「ファーム富田」も、自然とのふれあいを大切にしたいご家族にぴったりのスポットです。

北海道で子供に人気の遊び場ランキングは?

北海道の中でも特に子ども連れに支持されている施設をランキングで紹介します。

1位は「白い恋人パーク」、2位が「旭山動物園」、3位に「ファーム富田」、続いて「ノースサファリサッポロ」や「登別マリンパークニクス」も人気です。これらの施設に共通しているのは、「体験」や「ふれあい」が楽しめること。見て学ぶだけでなく、実際に手を動かしたり、動物と近い距離で接したりと、子ども自身が“主役”になれる場所ばかりです。

子供が喜ぶ北海道でしかできない体験は何がある?

北海道でしか味わえない特別な体験といえば、「白い恋人パーク」でのスイーツづくりが代表的です。

自分だけのオリジナルクッキーを作れる工程は、小さなお子さんにも大好評。ほかにも、ラベンダーの香りに包まれる「ファーム富田」での花畑散策や、「ノースサファリサッポロ」での珍しい動物とのふれあい体験などがあります。こうした非日常の体験は、旅の思い出として子どもの心に残り続けるはずです。

家族4人で北海道旅行に行く場合の費用はいくらくらいですか?

4人家族で北海道を訪れる際、費用の目安は3泊4日でおおよそ30万~40万円前後です。

航空券はオフシーズンであれば1人あたり2万円台から見つかることもあり、早めの予約が節約の鍵になります。宿泊は家族向けのホテルで1泊2~3万円、食費や入場料、レンタカー代などを加味すると、1日1家族あたり7~10万円程度の予算が目安です。無理のない計画を立てれば、コスパよく充実した旅を実現できます。

まとめ:北海道観光で子供も楽しめる旅行プラン・モデルコース

北海道観光で子供も楽しめる旅行プラン・モデルコースを厳選紹介してきました。

改めて、北海道で子供と旅行する際に押さえておきたいポイントをまとめると、

北海道で子供と旅行する際に押さえておきたいポイント

  • 動物とのふれあいが楽しめる「旭山動物園」や「ノースサファリサッポロ」は外せない人気スポット
  • 雨天時でも安心な「白い恋人パーク」や「サンピアザ水族館」などの屋内施設が充実
  • 北海道ならではの体験として、お菓子作りやラベンダー畑の散策が子供に大好評
  • 移動にはレンタカーが便利で、家族連れのスケジュール調整にも柔軟に対応可能
  • ホテル選びでは、キッズスペースや子供向けアメニティの有無を事前にチェック

北海道は、子供連れの家族旅行にぴったりな魅力が詰まった観光地です。

動物園や自然体験、屋内レジャーなど、どんな天候でも楽しめるスポットが揃っており、移動や宿泊の工夫次第で快適な旅が叶います。家族の思い出に残る「北海道 子供 旅行」を計画してみてください。